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そのシミ治療、逆効果かもしれません|肝斑の本当の原因は”赤み”でした【赤坂の皮膚科専門医が解説】

肝斑だと気づかずレーザーを受け、悪化してしまうケースがあります。肝斑の本当の原因や正しい治療アプローチを皮膚科専門医が解説。そのシミ、諦めていませんか?
東京メトロ千代田線・赤坂駅1番出口より徒歩1分・赤坂見附駅・永田町駅徒歩圏内。

公開日:2026年9月30日|最終更新日:2026年9月30日 


目次

  1. そのシミ治療、逆効果かもしれません
  2. 「肝斑=茶色いシミ」という誤解(肝斑と間違えやすいシミの違い)
  3. 肝斑の本当の原因は「炎症(赤み)」だった
  4. 悪化させやすいNG習慣
  5. なぜ茶色だけ取っても再発するのか
  6. 私が行っている肝斑の治療アプローチ
  7. 肝斑を悪化させないためのセルフケア
  8. 肝斑に関するよくある質問
  9. 赤坂で肝斑治療をお考えの方へ

1. そのシミ治療、逆効果かもしれません

「シミができたから、レーザーで取ればいい」-そう考えて、シミ取りレーザーを受けた経験はありませんか。

しかし、そのシミが肝斑(かんぱん)だった場合、レーザー照射によってかえって色が濃くなってしまうことがあります。肝斑だと気づかないまま、通常のシミと同じようにレーザー治療を第一選択として受けてしまい、かえって色味が濃くなってしまったというご相談を、私自身これまで何度もお受けしてきました。

肝斑は”茶色いシミ”というより、”炎症のサイン”だと捉えていただくのが正解に近いと、私は考えています。茶色だけを追いかけると、原因を見逃してしまうことがあるからです。

シミのご相談は日々の診療でよくいただきますが、その中には肝斑のケースも、そうでないケースも含まれています。正しく見極めたうえで適切な順序で治療を行えば、改善が期待できるケースも多くあります。

肝斑にレーザーを当てて悪化した症例のBefore After画像

2. 「肝斑=茶色いシミ」という誤解

肝斑は、頬骨の高い位置や額、口の周りなどに左右対称にできる、茶色っぽいシミです。見た目が一般的なシミ(老人性色素斑など)と似ているため、「茶色いシミ=レーザーで除去すればよい」と思われがちです。

しかし、肝斑は他のシミとは発生のメカニズムが異なる場合があります。この違いを理解しないまま一般的なシミ取りレーザーを照射すると、症状を悪化させてしまうリスクがあります。

肝斑と間違えやすいシミの違い

肝斑と間違えやすいシミに、そばかすや老人性色素斑があります。

  • そばかす:小さな斑点が全体に散らばるように現れ、遺伝的な要因が大きいのが特徴
  • 老人性色素斑:紫外線の蓄積によって、輪郭がはっきりした境界を持つシミとして現れる
  • 肝斑:頬骨や額など決まった部位に左右対称に現れ、輪郭がやや不明瞭でモヤっとした印象になりやすい

これらは見た目が似ていても原因や適切な対応が異なるため、自己判断せずに専門医の診察を受けていただくことをお勧めしています。

📖 あわせて読みたい:肌は、続けた人に応えてくれる|くすみ・シミ・毛穴に応える透明感ケア「白雪コース」


3. 肝斑の本当の原因は「炎症(赤み)」だった

肝斑ができるメカニズムは、以下のような順序で進むと考えられています。

  1. 血管の拡張:紫外線・ホルモンバランス・摩擦(洗顔や日々の刺激)などにより、皮膚の血管が拡張する
  2. 炎症の慢性化:拡張した血管から炎症物質が放出され続け、肌の中で”火事”のような慢性炎症状態になる
  3. メラノサイトの活性化:慢性炎症によってメラノサイト(メラニンを作る細胞)が継続的に刺激される
  4. メラニンの蓄積:メラニンが過剰に作られ、頬などに定着し、左右対称のシミ「肝斑」として表面化する
肝斑ができる仕組みを示した4段階の図解イラスト

肝斑の原因としては、紫外線・ホルモン・摩擦など複数の要因が考えられます。ただ、いずれも血管を刺激し、炎症につながるという点は共通していることが多いと考えています。当院では、この炎症・赤みの状態も踏まえながら治療方針を立てるようにしています。


4. 悪化させやすいNG習慣

日常生活の中には、肝斑を悪化させやすいNG習慣がいくつかあります。

  • 洗顔やクレンジングの際にゴシゴシと肌をこすること。摩擦は血管を刺激し、炎症を助長する原因になります
  • 紫外線対策を怠ること。紫外線は血管拡張や炎症を引き起こす代表的な要因のひとつです
  • 強い刺激のあるピーリングやマッサージを自己流で行うこと。良かれと思って行ったケアが、かえって炎症を長引かせてしまう場合があります

心当たりのある方は、まず日々の摩擦や紫外線対策を見直すことも、肝斑と付き合っていくうえで大切な一歩になると、私は考えています。


5. なぜ茶色だけ取っても再発するのか

肝斑の本質が「炎症(赤み)」であるならば、茶色い色素だけをレーザーで取り除いても、炎症という原因は肌の中に残ったままです。

その状態でレーザーのような強い刺激を与えると、かえって血管や組織を刺激し、炎症が悪化することがあります。結果として、メラノサイトがさらに活性化し、シミが濃くなってしまう -そうしたケースで当院にご相談にいらっしゃる患者様を、これまで数多く診てきました。

つまり、治すべきなのは「茶色」だけではなく、その奥にある「炎症(赤み)」でもあるということです。


6. 当院が行っている肝斑の治療アプローチ

当院は、肝斑の治療において「赤みの土台を整えてから、茶色にアプローチする」という順序を大切にしています。

STEP1:Vビームで赤みの土台を整える
血管・炎症にアプローチするレーザーで、肌の”火事”をまず鎮火させることを目指します。施術後は軽い赤みが数時間〜半日程度出ることがありますが、通常のメイクで隠せる程度のことが多いです。月1回程度のペースで、数回にわたって継続することが一般的です。

STEP2:ルビーレーザーで茶色にアプローチ
土台が整った状態で、肝斑の原因であるメラニン色素にしっかりとアプローチします。施術後は数日間、軽いかさつきや赤みが出ることがあります。Vビームでの土台作りと並行しながら、少しずつ回数を重ねていく治療です。

なお、肝斑の治療にはレーザー以外にも、トラネキサム酸の内服や外用薬によるアプローチなど、複数の選択肢があります。どの治療が適しているかは、肌状態を診察したうえでご提案しています。

📖 あわせて読みたい:そのシミ・くすみ、夏でも治療できます|ルビーフラクショナルの効果とダウンタイム

赤の制御を行うことで、茶色もキレイになっていく -これが、私が考える肝斑治療の基本的な考え方です。

Vビームとルビーレーザーを組み合わせた肝斑治療の流れを示す図

実際の症例をご紹介します

肝斑治療でVビームとルビーレーザーを行った症例のBefore After写真
  • 施術内容・施術回数:Vビーム(5回)・コレジ(3回)・ルビーレーザー(1回) 
  • 費用:30,000~40,000/回
  • 主なリスク・副作用:施術後の赤み・色素沈着など

※効果には個人差があります。写真は患者様の同意を得て掲載しています。

📖 あわせて読みたい:「熱で傷つけない」新しいリフトアップ|細胞を”運動”させる肌育治療、コレジ(Corage 2.0)とは


7. 肝斑を悪化させないためのセルフケア

肝斑は治療だけでなく、日々のセルフケアを併用することで、より良い状態を維持しやすくなります。

  • 紫外線対策は一年を通して欠かさないこと。日焼け止めに加えて、日傘や帽子などの物理的な対策も組み合わせることが望ましいです
  • 洗顔やスキンケアは、こすらず優しく行うこと。摩擦を減らすだけでも、炎症の悪化を防ぐ助けになります
  • 十分な睡眠とストレスケアも、ホルモンバランスを整えるうえで役立つと考えています

これらのセルフケアは治療の効果を後押しするものであり、セルフケアだけで肝斑を根本から改善することは難しいため、気になる症状がある場合は一度ご相談いただければと思います。

肝斑は一度改善しても、紫外線や摩擦などの引き金が続けば、再び炎症が起こりやすくなる場合があります。治療とセルフケアの両方を継続していくことが、良い状態を保つうえで大切だと考えています。


8. 肝斑に関するよくある質問

ここからは、診療の中でよくいただくご質問にお答えします。

Q. 肝斑の治療にダウンタイムはありますか?
A. 施術後に赤みや軽い皮むけが出ることがあります。程度には個人差があるため、診察時に詳しくご説明しています。

Q. 何回くらいの施術が必要ですか?
A. 症状の程度により異なります。当院では画像診断機を用いて肌状態を確認しながら、お一人おひとりに合った施術間隔をご提案しています。

Q. 市販の美白化粧品だけでも改善しますか?
A. 炎症が原因となっている場合、表面的な美白ケアだけでは改善が難しいことがあります。まずは一度ご相談ください。

Q. セルフケアだけで治療は必要ないですか?
A. 紫外線対策や摩擦を避けることは大切な土台になりますが、すでに生じている炎症や色素にアプローチするには、専門的な治療が有効な場合があります。

Q. 肝斑は何科を受診すればいいですか?
A. 皮膚科の受診をお勧めします。特にレーザー治療などの選択肢を持つ皮膚科専門医への相談が安心です。

Q. 肝斑は完治しますか?
A. 体質やホルモンバランスなど複数の要因が関わるため、完全に「治る」と言い切ることが難しい症状でもあります。適切な治療とセルフケアを継続することで、良好な状態を維持することは可能だと考えています。


9. 赤坂で肝斑治療をお考えの方へ

「シミが濃くなった気がする」「レーザーを受けたのに変化がない」-肝斑への対応は、原因を見極めたうえでの適切なアプローチが大切です。自己判断で対処を続けると、悪化してしまうリスクもあります。

当院では、保険診療・自由診療の両方に対応しており、Vビーム・ルビーレーザーをはじめ、白雪コースなど複数の治療をご用意しています。肌診断機を用いた診察のうえ、症状やご要望に応じた治療プランをご提案します。当日施術にも対応しており、日本語だけでなく韓国語・英語でのご相談も可能です。

当院は、東京メトロ千代田線・赤坂駅1番出口より徒歩1分の場所にございます。赤坂見附駅・永田町駅からも徒歩圏内でお越しいただけます。

私は大学病院で皮膚科診療の経験を積んだ皮膚科専門医です。肝斑をはじめ、お肌のことで気になることがあれば、どんな小さなことでもお気軽にご来院ください。

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※本記事は医療情報の提供を目的としており、特定の治療効果を保証するものではありません。治療の効果は個人差があります。詳しくは医師の診察を受けたうえでご相談ください。掲載内容は医療広告ガイドラインに基づき作成しています。

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